劇団キンダースペース創立30周年記念公演第一弾

劇団キンダースペース第36回公演
原作/トルストイ 構成・脚本・演出原田一樹
新「復活」
ネフリュードフとカチューシャ

観劇後のアンケートより

劇団キンダースペースの「新・復活」には完全にやられた。原田さんの世界観に脱帽。役者も全員素晴らしく、特に瀬田ひろ美、大桑茜の両氏の演技は特筆ものであった。瀬田さんのスゴサは今さら言うもがなの感もあるが、謎のベールに包まれた大桑さんのあの存在感にとても興味を感じる。次回作に注目したい。

■涙
いつか感想をお伝えできればと思います!
 とにかく「やられた」とつぶやきながら両国駅まで泣きながら歩き、電車のなかでも ときどき「くそ〜」と何度も独り言を繰り返しながら家に帰りました。
もう他の劇団観れないじゃん と、思いました!

■深かったです。
見ながら頭使いました。
裁判のシーンや独房
シベリア行き、
1つ1つのシーンが頭使いながら見て
楽しかったです。

■話にすっと入っていけて、最後まであきずに観ることができました。
衣裳もこっててよかったです。

■力強いすばらしい舞台。
どう言ってよいかわからない
観に来て本当によかったと思いました
本当によい舞台は説明できない
そんな公演でした。ありがとうございました。

■とても観応えのある芝居で楽しめました。
劇中劇の様相で飽きさせることなく2時間40分集中できました。

■久しぶりにストレートプレイを堪能できました。

きょうもありがとうございました!
楽しかったです!

■落語の「たちきり」は、ああ、ここに影響を受けてできたのかしらん
みたいな思いを持ちました。
「復活」の主人公はある意味、男の理想の妄想の産物みたいな。
そこにいてくれる女性はあくまでも凛とした「色気」のある女性。
これはもう男と女の、男目線の鉄板だなあと改めて思った次第でして。
瀬田さんは男が憧れる女性を演じたらもう最高っすよね!
瀬田さんは「男の憧れ」なんですよね!
歌舞伎は男が女形を男の理想で演じてると聴きますが
瀬田さんは本当の意味での「女形」なんだと思います。
かっこ良かったなあ。
お芝居の転換もやっぱり好きだなあ!ほんと落語です。
今回もとっても楽しかったっす!
千秋楽まで駆け抜けてくださいまし!

■ひろみさん、演じるのによい年齢ですね。
深味が出ています。

■素晴らしかった、又の機会を楽しみにしてます。

■キンダースペースの芝居は安心して見られます。期待外れがありません。品位があって素晴らしい。タバコのシーンの配慮なんか、特にそう思います。

■長さの割に集中して見られる、うまい構成がなされていたと思います。
抱月が「復活」を上演しようとするのは、抱月自身とドミトリーが重なるからかと思えました。一方、須磨子とカチューシャは重ならず、むしろ対照的でもあり、この構図がとても興味深かったです。

■大変意義深いものでした。一つは名作「復活」を堪能できた。さらに、日本の演劇史がより深く理解される助けになった。

■キンダ―スペースの公演は初めて見ましたが、個々の俳優さんの個性ないし雰囲気がそれぞれとても役柄に「はまって」いるように思いました。
これだけキャストに違和感を感じない「西洋モノ」のお芝居を見たのは、あまり記憶にありません。
コスチューム等もかなりリアル寄りなのも、それに力を添えていたと思います。
演出も良かったと思います。演技も熱演だったと思います。
全体的に良い公演だと感じ、満足しました。

■トルストイは原作を含めて初めてでしたが、良い舞台だったと思います。

■「復活」という作品を通して、それが日本人にどのように受け入れられたかが分かるお話でした。「カチューシャ」の歌が売れたのは何とも皮肉ですね。

■自分は海外文学をとても苦手としている気があり、そのことから原作の名前や作者は存じあげていても手を出せずにいました。
今回演劇という形で海外文学に触れ、また「演劇とは何か」を問う演劇を拝見させて頂き、自分の中での、海外文学、演劇のあり方が変化したように感じられました。
千秋楽お疲れ様でした。
演者の皆様、スタッフの皆様、素敵な作品をありがとうございました。

■すごかったとか、おもしろかったとかそういう小学生の感想文みたいなものしかでてこない自分に腹が立つというか、悔しいので、もっともっと勉強したいと思います。
僕は良い作品だなとか、心ひかれる作品に出会ったとき、観終わった後、その物語に自分を登場させてみたり、その作品をおもいかえしているうちにまったく違うストーリーを想像したりします。
今夜も興奮で眠れそうにありません。

■拝見して、心がおどる思いが致しました。つまりみごとな舞台です。昨年が築地小劇場が出来て90年、新劇の精神を原田さんたちが真摯に受け止め、引き継ぎ、未来への道筋を求めていらっしゃる姿勢と志に感動したからだと思います。

松本典子と・・・
高校生の頃だったでしょうか、それとももう二十歳をとうに過ぎていたのでしょうか・・・
場所も渋谷のジャンジャンだったかどうか、それさえ定かではありませんんが、この世に松本典子という女優がいることを知りました。否、女優というのはこういう人のことを言うのかと知りました。瀬田さんにはそういう女優さんになって欲しい。瀬田の「唐人お吉」がみてみたい!

瀬田カチューシャには「品」があった。
原田天晴れ!陰ながら応援いたしております。