劇団キンダースペース 創立30周年記念公演第六弾
フェードル〜あるいは崩れゆく人々〜 |
「フェードル」は、エウリピデスからソフォクレス、セネカを経てラシーヌによって高められた悲劇の名作です。 恋愛の情念を描きながら、人々の今の時間にとどまらず、怪物が襲い掛かり神々が姿を見せる神話的世界にまで飛翔します。 しかし何よりもこの物語は「言葉」の悲劇なのだと考えています。 一度口にしてしまった言葉は、取り戻すことはできない。 私たちの生は、言葉によって縛られているのです。 構成・脚本・演出 原田一樹 |
ラシーヌの「フェードル」に描かれているものは、母であり同時に女であるフェードルの欲望と、そのために引き起こされる因習の崩壊、血族の崩壊の悲劇です。 劇団キンダースペース 制作部 |