● 舞台装置の配置が予想外でした。そして2本の作品から、信じるものから裏切られた時、疑うのか、それとも信じ続けるかという、人の不確かな部分をすごく感じ取りました。
● 舞台と観客席の接近、初体験。演技者との一体感がすばらしい。芥川の苦悩が良く表現されていました。
● 今回初めて、このような舞台を拝見し、間近で俳優さんの心をものすごく感じました。眼の動き、皮膚の色まで何かを伝えているようで……。
● セットの中にいるみたいでびっくりしました。アグニの神の老婆と妙子のやりとりは、空気がピーンと張り詰めていて、ドキドキしました。
● 南京のキリストは同じ女性として悲しくなりました。これから原作を読もうと思います。
● 芥川の作品を大切にとりあげている舞台に大いに楽しく鑑賞しました。舞台もモダンな空間が広がり、夢(おとぎ)の世界に連れていかれました。芥川自身が自分のよりどころとする部分と常に勝負しつづけていたものが、文学であったと私は思います。一人一人の中の俳優さんが分け合って作る劇場空間に、予想もしない展開にどんどん観客としてまきこまれたい気持ちで参加していました。「おとぎ」「恐怖」「奇怪」「不思議」どんな風に織り成して行くのか……。モノドラマの熟成と、演劇の感性へ向けての皆様の活躍と発展を心より応援しております。暗闇の中での瞬間の場面転換、解説による舞台上の設定、演出、転換、とても大好きなキンダーの魅力です。
● ステージの作りが特別で、こんな風に作れるんだ……と思いました。
● 芝居に居合わせているような感じがしました。闇や間が美しい演出でした。
● 不思議な話と空間で、いろいろ考えさせられる作品でした。緊迫した空気が多々あって、ちょっと怖かったです。時間の流れがバックするのが面白いと思いました。
● 小説の言葉はそもそも隙間だらけなのですが、我々は想像力で補い、勝手に解釈して作品化しているのですね。今回は舞台でその解釈を試みたわけですが、個人的には「アグニの神」は第三のパターンが良かったかと思います。