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レパートリーシアターVol.24
短編演劇アンソロジー 六〈近代作家シリーズ〉 芥川龍之介篇 その二
【架空線の火花】
羅生門 地獄
 或阿呆の一生 より

原作/芥川龍之介
構成・脚本・演出/原田一樹


雨はかなり烈しかった。彼は水沫の満ちた中にゴム引の外套の匂いを感じた。
すると目の前の架空線が一本、紫色の火花を発していた……
彼は人生を見渡していても、何も特に欲しいものはなかった。
が、この紫色の火花だけは……命と取り換えてもつかまえたかった。



平成21年度文化芸術振興費補助金
(芸術創造活動特別推進事業)