入院だ!

(途中まで日記まぐれから転載)
いやー、まいったまいった。掲示板には書いたんだけど、私ゃ入院してしまいました。
先週の木曜日から月曜日まで、5日間!!
風邪の菌が「のど」に入ったらしく、「あれ…」と思った時はもう手遅れで、あれよあれよという間にひっどい痛みに襲われました。もともとのどが弱いので、風邪をひくとすぐ「のど」にくるのはいつものことなのですが、今回はその「来方」がすごいスピードだった。
劇団で仕事を始めたのが午後6時。それからひどくなりはじめて、家に帰ったのが10時。のどが痛くてものも食べられず、上を向くと吐き気がするのでウガイも出来ない状態。まんじりともせず夜が明けて、朝いちで近所の耳鼻咽喉科に行くのですが、先生はいるのに「今日は休診日だから診られない」というセツナイお言葉。「済生会がいいよ」という先生の言葉で、バスに乗り済生会病院へ。声が出ないといけないので、一応メモ用紙に自分の今の状況を書いて、受付に渡しました。
そして、先生の「入院しましょうか?」のひとことにはぶったまげましたわ。だって私○十○年間、入院なんてしたことないし、大人になってから病院だって数えるほどしか行ってないのだもの。
ワークショップの準備が出来てないので、一度家に帰らせてくれと頼んで、家に帰って入院の準備と、劇団に帰って今後のことを打ち合わせ。その間1時間30分。あわただしく病院に行きました。荷物もなにも考えもせず詰め込んだので、私の荷物を持った看護婦さんが「石?」と聞いた。

さて、ここまでは日記からの転載。
続き。
入ったのは経産婦さんというのでしたっけ? つまり赤ちゃんを産んだばかりの人がいる病棟。ですから回りは若い女性ばかり、しかも大任を果たした晴れがましさで、ウキウキとうきたつような病棟でした。その中に見るからにつらそうに、点滴をぶらさげて入っていった私。

二人部屋の相方さんはKさんというやさしい女性。Kさんは産む時に少し調子が悪かったらしく、赤ちゃんはまだ保育器に入っていて、他のお母さんは半日ぐらい一緒に過ごせるのだけど、彼女はまださわる程度しか出来ないという段階。少し可哀想にも思ったけど、でもその後の経過も良く、私と同じく月曜日には退院できると嬉しそうに言ってらっしゃいました。ところが、私が隣りに入った緊張からでしょうか。翌日熱が出て、経過が悪く、退院がのびてしまった! なんか私責任感じてしまって、「風邪の菌が喉に入った」なんて恐ろしくて言えなくてウソついてしまいました。Kさん、ごめんね。
退院がのびたKさんは、4人部屋へ移ると言って翌々日移っていきました。そして入れ代わりに入ってきたのがSさん。彼女ものどがひどく痛み、入院してきました。
しかし彼女の痛みは尋常ではなさそう。
私の方は入院したその日の食事も、のどの痛みに食欲が勝ち、無理矢理詰め込んで食べたせいもあってか、翌日にはかなり調子が良く、先生も「すごいイキオイで治ってるね」と少しびっくりしていました。
でも彼女の方は結局私が退院する月曜日まで、食事ものどを通らない状況だった。
聞けば彼女は入院する3日前ぐらいからのどが痛み始め、仕事にも行けずに家で休んでいたのだけれど、どんどんひどくなってきて、3日目の夜救急で病院へ。その翌朝入院という経過。その間にどんどんのどの調子が悪くなっていったようだ。
私も、もしいつもの小さな耳鼻科のお医者さんにかかっていたら、家で療養ということになって、無理して仕事してこじらしていたのではないか…と思ったら、済生会病院に行ったのはそういうイミで正解だったかな?!なんて思ったりもした。
いやしかしいい経験だ。ひらき直れば、すっごい余裕で身体と心のリラックスが出来た。
以下病院生活を記す。
6時 起床。
7時  検温。
8時〜 朝食。(五分粥にやわらかいおかず…おふとか、たまごとか…3品ぐらいの、すっごく消化・吸収のいい食事。すぐに腹が鳴る。)
 その後私はシャワーとか。
10時〜 点滴開始。抗生物質2本、栄養剤2本(ヴィーンD ブドウ糖加アセテートリンゲル液・ソリターT3号 輸液用電解質液)
12時〜 昼食
16時〜17時 点滴一時お休み
後半2日間はこの間に外出許可1時間もらう
18時〜 夕食
19時〜 点滴 再開
21時  面会終わり
22時  就寝
おかげで、立花隆の「臨死体験」買ったけどずっと読めなかったのが読めたよ。嬉しい!!
なお、おかげさまで経過も良く、今は少し風邪の影響が残っている程度です。
御心配いただいた方、ありがとうございました。