日・記まぐれ 2000年1月〜6月



6/30
連続ワークショップVol.13終了。今回はひさしぶりに連続ワークショップに参加してくれた松永さんや斉藤君の姿もあり、とてもなつかしく、楽しかった。そして何より、瀬田の青年座養成所時代の同期・神林さんの参加が、私には嬉し恥ずかしのワークショップでしたわ。
何年ぶりかに同期の人間の芝居を観るのはなつかしさと、自分の成長の度合いを計るような気持ちがあり、複雑だわね。あの頃私、すごい芝居してたもんなあ…



6/27
原田と一緒に能登中島町の県立中島高校でワークショップをしてきました。
原田は午前中、全校生徒の前で「演劇の面白さ・物語の面白さ」という題で講演をしました。
裏で聞いていた私の方が緊張してしまった。
高校生にとって面白い題材とは何か…。原田はいろいろ工夫して持っていったのだけど、果たしてどこまで受け入れられたのか…。熱心に聞いてくれた子はいたみたいだけど。
こういう講演の催しを、中島高校では月に1回開いているようです。大変だよねえ。2時間話をするのは…。
講演のラストは演劇コースの子たちがウォーキングのパフォーマンスをしました。
午後は演劇コースの授業の時間をもらって、ワークショップを行いました。おもしろがっていたけど、集中するまでに時間がかかる。
その夜出た新聞の記事と、ニュースで流れた映像をビデオにして送ってくれた。
そこだけみると、みんな楽しそうにやっている。
ほんとに楽しんでくれたかなあ…


6/3

「えんげきのかのうせい」も終わりました。
今日から原田が演出している「目黒幸子」ひとり語りの始まりです。
先日キンダースペースでの稽古を少しみんなで観せてもらいました。
「夜明けに消えた」で客演していただいた折りにも思いましたが、目黒さんには確実に御自分のお客様がいて、その方達を相手に芝居している、その具体的な雰囲気があります。これは役者にとってとても大事なことだと思います。
一番ばかばかしいことに「演出家のいいなり」というやり方があります。だめだしをされると、「じゃ、どうしたらいいんですか?」なんて質問したりして……、よく笑い話になりますが、笑っていられないリアリティのある話です。私もそういう風に舞台に立つのが一番良くないことだと思っていますが、稽古が佳境に入って、うまく行かなかったりすると、ついその方向に走っていってしまう自分がいて、ぞっとしたりします。
「自分の中の客を持て」「だれでもいいから一番恐い客を持て」と養成所の時に教わりました。自分の中で一番恐い客……いるにはいるんだけど、あまりここで公表できません。ちょっと理由があって……「自分をすべて認めてくれる客」は、この間までいました。うちの父(笑)。
私が何をやってもOKでした。おととし亡くなったんですけど、いい客をなくしたなあ。(笑)


5/25

「40才以上の女性のためのワークショップ」本日無事終了いたしました。
今、お酒が大丈夫な参加者の人達と一緒に飲んで劇団に戻ってきたところです。
今回、「身体と台詞のワークショップ」の第一弾を終わって、瀬田は本当に幸せです。
何より今回集まってくださった5人の参加者の方達の魅力にとりつかれ、みなさん、それぞれの人生を生きてきたその楽しみを、何より私達ワークショッパー(私たちはワークショップに携わる時の自分達をこう表現しています)達に刺激を与えてくれたことに感謝します。
ひとりの方はまったくの初心者で、あとの方も演劇経験年数からいえば少ない方達ですが、その表現する世界は、はっきり言って、永年演劇に携わっている者よりもよっぽど深く、面白く、今回このワークショップが出来たことを私は非常に感謝しています。
以前からワークショップに参加してくださっている澤田さんが、「こういうワークショップをいろんな人向けに行なって欲しい」と言ってくださったことが、これからの私達の支えになります。
参加者の人達に感謝!
明日からは「えんげきのかのうせい」第二弾の始まりです。また充実した日々になることを願っています。


5/23

バナーの貼り方がわかりました!!! うれしい!!!
かわいいでしょ? まだそういう段階なのよ、私。
さっそく「いとしのネモチン」のホームページをリンクに貼ったぜ。
リンクして欲しい人、どんどんおいで、バナーを持って!!
で、うちのもどんどんリンクさしてちょ。


5/21

いやー、まいったまいった。掲示板には書いたんだけど、私ゃ入院してしまいました。
先週の木曜日から月曜日まで、5日間!!
風邪の菌が「のど」に入ったらしく、「あれ…」と思った時はもう手遅れで、あれよあれよという間にひっどい痛みに襲われました。もともとのどが弱いので、風邪をひくとすぐ「のど」にくるのはいつものことなのですが、今回はその「来方」がすごいスピードだった。
劇団で仕事を始めたのが午後6時。それからひどくなりはじめて、家に帰ったのが10時。のどが痛くてものも食べられず、上を向くと吐き気がするのでウガイも出来ない状態。まんじりともせず夜が明けて、朝いちで近所の耳鼻咽喉科に行くのですが、先生はいるのに「今日は休診日だから診られない」というセツナイお言葉。「済生会がいいよ」という先生の言葉で、バスに乗り済生会へ。声が出ないといけないので、一応メモ用紙に自分の今の状況を書いて、受付に渡しました。
この段階で、冷静に考えればただの風邪ではないと判断のつくのだが、先生の「入院しましょうか?」のひとことにはぶったまげましたわ。だって私○十○年間、入院なんてしたことないし、大人になってから病院だって数えるほどしか行ってないのだもの。
ワークショップの準備が出来てないので、一度家に帰らせてくれと頼んで、家に帰って入院の準備と、劇団に帰って今後のことを打ち合わせ。その間1時間30分。あわただしく病院に行きました。荷物もなにも考えもせず詰め込んだので、私の荷物を持った看護婦さんが「石?」と聞いた。
さてさて、入院日記をここに書いているとなんだか訳がわからなくなるので、続きは瀬田の超・個人空間に書きます。
「すわ! 入院だ」


5/9ェ@

 下に書いた「野口体操」のことで思ったんだけど、何故私は青年座の養成所に居た頃に野口体操の教室に通わなかったか、を考えた時、これは「野口体操」に限らず、「あ、あれも習ってみたい」「これも習ってみたい」と思ったことは一杯あったのに何故やらなかったか……、これはひとえに「金が無い」ことと「余裕が無い」ことが大きかったと思います。
若い時ってなんであんなに余裕ないんだろ? 今の人たち見てるとそうも思えない人もいるけど、でもやっぱり一杯一杯になってしまう人見てると、昔の自分を見ているようで、助けてあげたくなってしまう。これは性格にもよるのかな。かなりきつい状況にいるように見える人でも本人はそんなにアップアップしない人もいるし、たいしたことないのにひとりでテンパッテしまう人もいるし……。
私は後者です。年とって、少しは生活に余裕が出来たのだから、テンパラないようにしよう。


5/9

先々週から「野口体操」の教室に通い始めました。
演劇を志す人なら一度は聞いたことのある名前だと思います。野口三千三氏という方が考えた体操の方法なのですが、実に気持ちがいい体操です。
「気持ちがいい」というのも、実は今日初めて感じたのですが。先週まではよくわかりませんでした。
体操の内容についてはわたしがここでつたない文章で書くよりも本がたくさん出ているので、それを読まれた方がいいけど、その著書のひとつ「野口体操 からだに貞(き)く」から冒頭の文章を御紹介すると
「世間ではこの体操のことを野口体操と呼んでいるそうですが、もし仮に野口体操というものがあったとして、それをまず最初の手がかりにして、それぞれの人が、それぞれの場所で、それぞれのやり方でこの体操を始めたら、この「野口」という固有名詞はすぐに消えるはずです。いろいろなかたち、いろいろなあり方がそこに生まれてきて、それがそのままその人その人の体操になる。そして、それがその人の生活の中に完全に密着してしまって、さあ体操するぞ、というような意識がなくなってきた時には、さらに「体操」というコトバも消えてしまう。あとに何が残るかといえば、そこには新しく生まれ変わった一人の人間がいるというわけです。
そんな体操、それこそが野口体操です。」
すばらしいと思いません?
わたしも本を読んだだけでそのイメージをつかむことがなかなかできなかったのですが、教室に通い始めてやっとその感覚だけはわかるような気がしています。……あくまでも気がしているだけですが。
残念ながら野口先生は'98年にお亡くなりになってしまいました。
青年座の養成所に居た頃から「野口体操」面白いから一度習ってごらん……と言われていたのに、やらないでいて、今になって始めるなんて、つくづくタイミングのずれた奴と思いますけど、でもひょんなことから縁が出来て嬉しい限りです。ちょっと真面目に通おうと思っています。


4/23

知り合いの皆様にはいろいろと御迷惑をかけ、ご協力をいただきながらおこないました、2000年度最初のワークショップ「えんげきのかのうせい」無事終わりました。 
 非常のやる気と熱意のある参加者に恵まれ、人数が少ない分、いろいろと個人的にもお話できたし、いろいろ聞けたし、その熱心さに、3日間という短さにもかかわらず、テキストの発表までしてしまうという、充実ぶりでした。
 原田の話がゆっくり聞けること、有意義な質疑応答ができること、この「えんげきのかのうせい」の一番面白い点だと思いました。演出家に常々聞いてみたいことがある方、どうぞ5月の「えんげきのかのうせい」に参加してみてください。
 また40才以上の女性の方の「身体と台詞のワークショップ」の方も受付てます。
 興味のある方是非!!
 今回のワークショップで、また、演劇に興味のある素敵な友達が増えた……ってかんじです。


4/10

片付けを終えて、みんなで近所のラドン温泉に行った。(西川口東口徒歩15分「ゆの郷」おすすめです。)
 ぐったりとした身体をお湯の中にしずめていると、なんだか心までやわらかくなってくる。
 
 思えば、私、楽日にもみんなの前で言ったけど、今回の稽古の最後から本番を通して、すっごくイライラしていた。何に腹が立つのかわからないまま……、自分が出演していない分、「私ならこうするのに……」「私ならああするのに……」という考えばかりが頭をしめていき、すごくイヤな顔をしていたかなあ、と思う。私にあたられた人、ごめんね。
 いつも思うことだが、外部スタッフのありがたさを感じる。昨日書いた美術の松野潤さん、照明の森田三郎さんには本当に何から何までお世話になりっぱなしだ。このお二人の心のあたたかさには頭が下がる。見習わなければいけない。
 それから、受付を手伝ってくれたり、仕込みを手伝ってくれたりする人たち。今まではお願いしてお願いしてお手伝いしてもらっていたのが、最近はみなさんの方から手伝いましょうと言ってくれる。ありがたいことだ。

 この「ありがたさ」を忘れずに、「イライラしない!!」
 2000年度のはじめに瀬田の「誓い」でした。……なんだそりゃ!?


4/9

なんだ、かんだと「公演」が終わった!!
 来てくださった方、応援してくださった方、有難うございました。
 平日の入場者数が不安で、「制作」の瀬田としては気が気でなく、いろいろな人に「もう来て、もうタダでいいから!」……と、さすがにそうは言わなかったけど、それに近いニュアンスで「助けて電話」をかけてしまいました。
とりみだすと、我を顧みず、変なところから力が湧いてくる私のせっぱつまった声に、心優しい方々は平日にお出かけくださり、おかげで、アトリエこけら落とし当初のような、登場人物よりお客さまが少ない……なんていう事態を笑い話にできる程、たくさんのお客さまが来てくださいました。
 また、土日にいらしてくださった方、窮屈ですみませんでした。(「ごめんねえ、平日に来られなくて」とみなさんに言われた、恐縮です!!)
「選ばれたお客さまによりよい芝居を」をモットーとするアトリエ公演ですが、やはり予約いただいた方には是非御覧いただきたいと思い、もう少し、もうひとりと御入場いただくことになってしまい、さぞ疲れたことでしょう。
でも、今回導入した「背もたれ」。常連さんに評判よくてよかったよかった。美術のことだけでなく、アトリエ全体のことを考えてくださった松野潤さんのおかげです。ありがとうございました。


3/25

公演前 お馴染みの「もうすぐ初日ワークショップ」。本日無事終了しました。今回は芝居に興味のある演劇関係者はもとより、まだ芝居をやったことのない方も多く来ていただき、「演劇」が一般にかなり興味ある題材として取り上げられてきつつあることか分かりました。
中には「この間、仕事を辞めて、今何をしようか迷っている。演劇がどんなものか知りたくて来ました」と言う方や、「年間に40本ぐらいは芝居を観ます」という方。いろいろな捉えられかたで「演劇」が語られるのだということが分かりました。
「もうすぐ初日ワークショップ」も始めて今回で8回目ですが、いつも通常のワークショップの仲間とか関係者が多かったのに較べて、今回は初めてキンダースペースを訪れる方が多く、それはそれで嬉しい1時間半でした。
「もうすぐ初日ワークショップ」は結構中身のある話が聞けます。私達劇団員も聞いていなかったような話も原田から飛び出しますので、御期待です。
まだ参加していない方、10回までは続けようと思ってるので、次回是非来てみてください。


3/7

ワークユニットの方は試演会も終わり、自分の劇団の芝居に出演する人が多く、現在参加している数名ですすめています。
今の課題は、映画「秘密と嘘」のシナリオからシーンを選びだし、テキストとして使っています。
映画はとても良かった……でも、あえて映画を観ないで、まずテキストを演じることを何週間か続け、そのあと皆で観てみるという方法をとろうと思っています。
自分が考えたこととどう違っているか。どう共感できるか。
興味深い題材です。


3/2

「THREE PIGGIES」チームの親ぼくを深めるために「鍋パーティー」
キンダーのシェフ、演出家原田一樹が腕をふるう。
皆、稽古あとの空腹で豪快に食う、食う。
出来上がるのを待切れずに生煮えの貝を食った○○くん。
次の日食あたりで倒れる。
他のメンバーは全然平気だったのに……


2/22

今日からレパートリーシアターVol.11「THREE PIGGIES」の稽古が始まった。
客演4名を含む10名の役者で2組のチームができる。
「THREE組」「PIGGIES組」
安易な命名と言わないでください。これでも色々考えたのです。
電話予約での分かりやすさや、諸々を考えてこうなりました。
さて、今日からの稽古、気合い入れて頑張ろう!


1/29

互いに刺激し合い演劇的に成長していくことを目指してスタートした「川口ワークユニット」では、原田一樹の指導のもと試演会を行いました。
演目
[BUCHI・KORO] 
 《BUCHI組》   《KORO組》
クミコ 稲葉弥生   瀬田ひろ美
シロー 仲上 満   伊藤裕一郎
[楽屋] 
女優A 洙里弥佳
女優B 中西ありさ
女優C 水澤未央子
女優D 吉田雪映
おかげさまで50名以上のお客さまに来ていただき、アトリエ公演もびっくりの盛況ぶりでした。
皆キンダー以外の場所で活躍している役者どうしの集まりなので、面白いことがたくさんあり、瀬田的には非常に刺激的だった。女子大生の役だったし……!!


1/24

バレエとタップのレッスン。でもバレエのいずみ先生は土曜日に、運転中トラックに追突されてちょっとむちうち気味に。というわけで本日はタップのみ。
そういえばおなじく土曜日にワークショップに参加していたHさんもバイクで事故ってお休み。魔の土曜日……コワ。


1/22

1999年度の最後の連続ワークショップ「恋する」最終日。今回のテキストは「蒲田行進曲」「プラザ・スウィート」「むくいられたもの」「東京大仏心中」など。最終日ということで一度ずつ通してみました。「恋する」というテーマをどんな風に脚本からひろって、表現するか……。
各々いろいろな場所で演劇を経験してきた人たちなので、それぞれの方法論のもとに、監修の原田のアドバイスにも耳をかたむけていました。
終わった後は打ち上げ。後援会の上出さんも加わってわきあいあいの飲み会になりました。


1/22

ワークユニットの稽古。29日に向けて皆マジな目線になってきました。