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プラトーノフ・終わりと始まり (構成・脚本・演出/原田一樹)
あらすじ 舞台は19世紀末のロシア、将軍の未亡人アンナの屋敷のパーティーにさまざまな人々が集まってくる。退役大佐のトリレツキイ、息子で医者のニコライ、アンナに焦がれている老地主グラゴーリェフ、労働者出身で一代で財をなしたベドリン、貴族の優位を信じて疑わないシチェルブークとその娘たち、裕福なユダヤ人アブラームとその息子、馬泥棒、治安判事の使い走り。ニコライの妹、家庭第一というサーシャを嫁にした村の小学校教師のプラトーノフ。エトセトラ。将軍の先妻の息子セルゲイは、妻ソフィアと供にパーティーの中心にいる。アンナは自動ピアノの演奏で一同を迎える。しかしプラトーノフの表情はさえない。実は七年ぶりで再会したソフィアこそ、彼の初恋の相手だったのである。彼の心は揺れ動く。動揺を隠し道化を演じるプラトーノフ。今のソフィアにかつての面影を呼び起こそうとするが、それは叶わない。ソフィアも同じ事で、華々しく夢を語っていたプラトーノフの姿は、田舎教師から偲ぶべくもない。ばか騒ぎ、ダンス、カード遊び、言葉の上での議論、彼らの虚しい一日も終わりに近付き、会話が途絶えた時、プラトーノフは最近読んだ小説と前置きして、七年前のソフィアとの関係を語りはじめる。ソフィアは部屋を出ていく。夜もふけ、花火が打ち上げられ、水辺で再び会ったソフィアとプラトーノフは、抱き合う、だが過去は戻らない。空が白みかけた頃、ソフィアは「全てをセルゲイに打ち明けた」と、告げる。プラトーノフは自殺を思いたつが…… |