レパートリーシアターVol.29
『三者三昔物語』
〜境界線の旅人たち〜

構成・脚本・演出/斎藤貴司

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いにしえより語り継がれてきた物語があります。

「むか〜しむかし、あるところに〜」そんな呪文のような冒頭ではじまる昔話。
そこでは当たり前のように動物がしゃべり、

当たり前のように神様が姿を現し、
はたまた動物が人間になったり、

人間が人間以外のものになったりします。

奇想天外な話しも数多くありますが、しかしこれらは確実に、
それこそ「むか〜しむかし」から語り継がれてきました。

一体何が人々を語り継がせるのでしょうか?

そんな探究心から今回の企画は生まれました。

題材は芥川龍之介作「桃太郎」、太宰治作「浦島さん」、小泉八雲作「雪女」ですが、
いずれも明治、昭和の文豪三人(芥川龍之介、太宰治、小泉八雲)によって、
それぞれの視点というフィルターにかけられたものを取り上げます。
さらにこの三作品をわれわれ現代の日本人というフィルターにかけてゆく…
はたして、そこにはどんなものが浮かび上がってくるのでしょうか?


構成・脚本・演出/斎藤貴司

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