■西川口 山名リンパケア研究所 山名さん
現在、西川口の劇団キンダースペースで「夢のあとさき」を上演しています。
私も昨日観に行きました。
坂上明彦氏の構成・脚本・演出で、誠に楽しく上質な劇で、主人公らが夢を見た、見ないの話から、人間の知りたがる欲を実に巧みに描く内容でした。
3部構成の内容でしたが其々の役者さんたちの良さを生かした展開が実に巧みでおもしろい!
今回は私好みの女優さん、深町麻子さんが出演していて嬉しかった。
彼女の個性をもっと生かせたら大成するのでは?と勝手の感じています。
もちろん看板女優の瀬田ひろみさん、大桑茜さんのことも大ファン!。
キンダーさんには良い役者さんが揃っている。
皆さんのこと心から応援しょうと思っている。
川口市でもっと応援してほしいなぁ〜。
市民の皆さん、西川口に劇団があるんだよ〜。
来てね。
そういえば、昨夜私も心地よい夢を見た。
愛犬が吠えて眼が覚めたが、今ではどんな内容かは忘れてしまった。
でも美味しいものを頂いていたとかの幸せな夢には違いない。
だってよだれがでてたもの・・・。うふふ
■女優 松村千絵さん
お芝居を観てきました。
劇団キンダースペース
「夢のあとさき」〜落語 夢の酒 天狗裁き 芝浜より〜
演出は、ボスの原田さんではなく、今回は若手新鋭の坂上さん。
面白かったです。
舞台はシンプルな白を基調としたほとんどサラの舞台(でも夢と現実の波打ち際を思わせるナミナミの模様が。)そこに高低が上手下手に。
題材が面白いから、オーソドックスに作ってもきっと面白いのでしょうが、坂上さんの攻めや挑戦がちらほらと見えて、ワクワクしました。
落語のおもしろみは一人の演じ手の変わり身のおかしさだったり、座布団の上だけでどこまでも空間を想像させることなのではと思っていたので、それを芝居として立ち上げるとおもしろみはどうなってしまうのだろう?
って。そこがすごく気になっていたのですが、
「想像通りの面白さ」に変身をうまく遂げていて。
ちゃんと、観客の想像も潰さず、見せすぎず。
落語って、お話の先を想像できちゃったり、わかっていても、そこが見たい!という部分があって
知っててもワクワクして笑ってしまう。
そのテイストは生きている上で、より具体的な絵がある、といった印象を受けました。
夢を題材にした3部作。
夢って、つまり形や証拠のない記憶のみの事象ですよね。
その頼りなさ、心許なさを私も最近とみに考えます。
可笑しくて頼りなくて温かい
人間くさくてホッとする芝居でした。
■女優 柿森ななこさん
キンダーさんの芝居を見る
夢のあとさき
坂上さん演出
落語を演劇にした作品です
落語の面白さと
演劇の余韻と
そう
おあとがよろしいようで
ではない演劇の余韻が残る作品で
なるほどなぁ
面白いなぁ
と思いました
キンダーで
清々しく笑って泣ける作品が見れるなんて
面白すぎます
でもキンダーの香りは
きっちりするわけで
好きです
こういうのも
芝浜の落ちの
夢になったらいけない
は
お金がまたなくなったら
いけない
というオチかと思ってたけど
演劇になると
三年間やってきたことや
その夫婦の関係がなくなったら
いけないんだなぁ
という余韻が残りまして
しみじみとしました
夢の酒や天狗さばきも
そこで起きたドタバタや
悲喜こもごもが
舞台上にじんわりと残り
やはりしみじみとする
笑った後でしみじみとする
人間ってバカで愛しい
夫婦っていいな
人間っていいな
としみじみと思う
そして
原田作品の胸苦しさが
恋しくもなる
いろんな演出がいる
強みみたいなのを
感じました