レパートリーシアターVol.33『浮きつ沈みつ』
落語 鰍沢・転宅・紙入れ・お直し
構成・脚本・演出/坂上朋彦




2012年 レパートリーシアターVol.31「夢のあとさき」構成・脚本・演出/坂上朋彦
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アンケート↓

・夢を三つ集めた落語を素材にして、笑わせて、泣かせる、素晴らしい人情話に拍手です。

・芝浜はすごく好きな話なので、こうして落語でなく芝居として見られたこと、嬉しく思います。とても楽しく観させていただきました。

・大変面白かったです。「芝浜」で、瀬田さんのうそをつくところ、涙が出ました。皆さんそれぞれはまり役でした。扇子と手ぬぐいの演出がいい。

・作品のつくりが面白かったです!! すごく不思議で、引込まれました。こんなに近い舞台も初めてです。また観に来たいです。

・とても内容が伝わり終わるまで雰囲気(その世界)にのめり込むことが出来ました

・場面が目まぐるしく変わっていき3つの作品を一つの世界観で描いているのがとても面白かったです

・見立ての美しさに感動しました

・素晴らしいお芝居を見せていただきました

・良い公演でした。あ!夢じゃないねよねえ〜!!
落語のオチが演劇になると、どうなるのだろうか? 特に「芝浜」。泣いたあ〜

・夢、逆に思うと恐ろしいÖ

・「夢の酒」お話は元々知っていたので、落語の噺としてでなく芝居として観られたことに感動しました。先日のワークショップにも参加させて頂いたため、より一層楽しむ事が出来ました。役者の方々の仕草等等、大変感銘を受けました。

ひ最後に全てが繋がる演出が良かったです。お話としては三番目が一番感情がのりました。夫と妻との最後のやりとりがすごかったー。酒を飲まないってのが面白い選択でした。

・着物の色合いがとても綺麗で、素舞台と合っていたと思います。話と話の切り替わりがクロスフェードしている様に見えてあっと言う間に感じました。どのお話も男性のダメな部分がポイントであっので、女性のたくましさを改めて感じました。舞台の白いところと板の所があって、場所にレパートリーが増えて、本当に色々な場所に見えました。

題材も良かったけど、配役も良かったです。感無量です。

・瀬田さんと桝谷さんの高レベルな夫婦役が見られて大満足です。来てよかったです。

・最後の話のラストがよかった。以前見た時より舞台と席の位置が見やすかった。皆さんの声がよく通っていて(普段あまり大きな声を聞いていないので)新鮮でした。

・久しぶりに見に来ましたがいつも独特の空間の演出にドキドキしてます。迫力がいつもすごくて時間が過ぎるのもいつも忘れます。森Cの無限ループに苦しめられる演技がもう見ててドキドキものでした。ヒィィ〜って感じで・・・

・小さなスペースで装飾もなくでもそこが場面によってちゃんとその景色というか情景が見えるのがスゴイなーと。特に照明で牢屋になったトコ。

・ 夢の酒・・・現実と夢の中がいったりきたりしているのが不自然ではなくすーと話に入っていけました。深町さんの視点でみてました。大桑さん色っぽかったです。西村さんモノドラマのりりしさとちがって若だんなもよかったです。
  天狗裁き・・どんどんおいつめられていくモリシーさんどんな夢でした? 今度おしえて下さい。やりとりが迫力あっておもしろかったです。
  芝浜・・・瀬田さんの女房役、しっかりとしててステキでした。すべての話がさいごにつながってとてもひきこまれました。あっというまでした。ありがとうございました。

・落語は面白いものばかりなので、とてもたのしみに来ました。お芝居で見るのもよいですね。やっぱりこの演出好きだな〜役者さんも個性豊かでよかったです。

・とてもシンプルだった。芝浜の最後の方の、色んな人がラフに3人1役にいる感じがおもしろかったのでその感じはもうすこし全体的に見たいなと思った。天狗の嫁がとてもよかった。キキせまるかんじに共感しました。

・落語の名作を芝居にアレンジして楽しませてくれた。それぞれテイストの異なる作品を上演の順番に気を付けて演出し、和服を着ての立ち振る舞いにも注意して、演じた役者陣、演出も良い。更に照明音響を用いて牢屋や鞍馬の雰囲気を醸し出した点も評価できる。舞台美術もシンプルで合理的。出ハケにも無駄がない。

・面白かったです。座った場所が役者さんととても近くてドキドキしました。正面から観るのも好きですが横からだと自分も舞台の中に居るように感じれて楽しめるので今回の舞台もおもしろく観れました。ありがとうございました。

・今まで何度か見てきたけど、一番楽しくみれた。だんだん話にのみこまれていき、あっという間の1時間でした。

■西川口 山名リンパケア研究所 山名さん

現在、西川口の劇団キンダースペースで「夢のあとさき」を上演しています。
私も昨日観に行きました。
坂上明彦氏の構成・脚本・演出で、誠に楽しく上質な劇で、主人公らが夢を見た、見ないの話から、人間の知りたがる欲を実に巧みに描く内容でした。
3部構成の内容でしたが其々の役者さんたちの良さを生かした展開が実に巧みでおもしろい!
今回は私好みの女優さん、深町麻子さんが出演していて嬉しかった。
彼女の個性をもっと生かせたら大成するのでは?と勝手の感じています。
もちろん看板女優の瀬田ひろみさん、大桑茜さんのことも大ファン!。
キンダーさんには良い役者さんが揃っている。
皆さんのこと心から応援しょうと思っている。
川口市でもっと応援してほしいなぁ〜。
市民の皆さん、西川口に劇団があるんだよ〜。
来てね。
そういえば、昨夜私も心地よい夢を見た。
愛犬が吠えて眼が覚めたが、今ではどんな内容かは忘れてしまった。
でも美味しいものを頂いていたとかの幸せな夢には違いない。
だってよだれがでてたもの・・・。うふふ


■女優 松村千絵さん

お芝居を観てきました。
劇団キンダースペース
「夢のあとさき」〜落語 夢の酒 天狗裁き 芝浜より〜
演出は、ボスの原田さんではなく、今回は若手新鋭の坂上さん。
面白かったです。
舞台はシンプルな白を基調としたほとんどサラの舞台(でも夢と現実の波打ち際を思わせるナミナミの模様が。)そこに高低が上手下手に。
題材が面白いから、オーソドックスに作ってもきっと面白いのでしょうが、坂上さんの攻めや挑戦がちらほらと見えて、ワクワクしました。
落語のおもしろみは一人の演じ手の変わり身のおかしさだったり、座布団の上だけでどこまでも空間を想像させることなのではと思っていたので、それを芝居として立ち上げるとおもしろみはどうなってしまうのだろう?
って。そこがすごく気になっていたのですが、
「想像通りの面白さ」に変身をうまく遂げていて。
ちゃんと、観客の想像も潰さず、見せすぎず。
落語って、お話の先を想像できちゃったり、わかっていても、そこが見たい!という部分があって
知っててもワクワクして笑ってしまう。
そのテイストは生きている上で、より具体的な絵がある、といった印象を受けました。
夢を題材にした3部作。
夢って、つまり形や証拠のない記憶のみの事象ですよね。
その頼りなさ、心許なさを私も最近とみに考えます。
可笑しくて頼りなくて温かい
人間くさくてホッとする芝居でした。


■女優 柿森ななこさん

キンダーさんの芝居を見る 

夢のあとさき 
坂上さん演出 

落語を演劇にした作品です 

落語の面白さと 
演劇の余韻と 

そう 

おあとがよろしいようで 
ではない演劇の余韻が残る作品で

なるほどなぁ 
面白いなぁ 
と思いました 

キンダーで 
清々しく笑って泣ける作品が見れるなんて 
面白すぎます 

でもキンダーの香りは 
きっちりするわけで 

好きです 
こういうのも 

芝浜の落ちの 

夢になったらいけない 


お金がまたなくなったら 
いけない 

というオチかと思ってたけど 

演劇になると 

三年間やってきたことや 
その夫婦の関係がなくなったら 
いけないんだなぁ 

という余韻が残りまして 
しみじみとしました
 
夢の酒や天狗さばきも 
そこで起きたドタバタや 
悲喜こもごもが 
舞台上にじんわりと残り
 
やはりしみじみとする
 
笑った後でしみじみとする 

人間ってバカで愛しい 
夫婦っていいな 
人間っていいな
 
としみじみと思う
 
そして 
原田作品の胸苦しさが 
恋しくもなる
 
いろんな演出がいる 
強みみたいなのを 
感じました