■すばらしかった 想像していたお芝居とは全く違って演出って凄い役割だと 改めて思いました。役者さん達も息がピッタリで 、今回のお芝居で作品の読解の幅の広さも楽しめました。

小久保 直美様 〈二幸〉

■昨日の芸術の秋♪西川口にある劇団キンダースペースのアトリエ公演「嫉妬」。清水邦夫の戯曲だ。
舞台は日本なのだが、ヨーロッパの小さな町の感じがしたのは何故だろう。
詩的で抽象的なセリフはなにを表しているのか、この人はなにを求めているのだろう?
そんなことを考えながら、あっと言う間の1時間50分。
ちょっと不思議な作品だった。

栗田かおり様

■★澄月堂雑録★  劇団キンダースペース「嫉妬」・清水邦夫

 @キンダースペースアトリエ(西川口) 2018.10.31

一人一人がまったく違う人間が、どうしたらうまく「関係」を築けるのかということは、人類の永遠の課題だが、この芝居は、まさにその「実験」の現場を見るようだった。
題名の『嫉妬』というのも、恋愛における分かりやすい「嫉妬」とはことなり、もっと人間の奥底に潜む「業」のようなものを指しているように思われる。
どんな人間でも、生きて行くかぎり「他者との比較」からは自由になれない。あの人に比べて、私はなんて不幸なんだろうと思うのは辛い。それは、ともすれば他者の不幸を無意識に望むことにつながってしまう。そんな、人間関係の様々な断片が、舞台には散らばり、その断片は、やがておおきな渦となって芝居を展開させていく。
「いびつな人間」と「いびつな人間」が「いびつな家」に住んだという、マザーグースの童謡は、この芝居の骨格だが、考えてみれば、ぼくらは誰一人「いびつ」であることから免れていない。人間である以上、みんな「いびつ」なのだ。それなら、ここに繰り広げられるドラマがぼくら自身に無縁であるはずがない。深町麻子の演出は、そこを見事に描いていた。
1時間50分が、短いと感じさせるほど、舞台には濃密な空気が流れ、それこそ身を乗り出して、身につまされて、舞台に没頭してしまった。
キンダースペースのベテラン俳優と、新人俳優が、ほどよくブレンドされて、気持ちのいい充実した芝居となった。ベテランは新人のような新鮮さで演じ、新人はベテランのように堂々と演じて、それぞれの持ち味を存分に生かしていたのが何より嬉しい。
劇団キンダースペースは、いつも真摯に演劇に向き合い、渾身の力で舞台を作り挙げていく。その姿勢には、いつも頭のさがる思いだ。がんばってください!

山本洋三様

■劇団キンダースペースアトリエ公演「嫉妬」、観。
観劇の感想、久しぶりに書くなぁと思いつつも、まぁなんか書かなきゃならん思いに駆られているのは間違いないのだろう。
正直、見終わった直後の感想は、難しい、のひと言だった。
芝居がわからなかったとか、役者がどうとかということとは無関係に、この芝居は何故書かれた?という言葉がずっと頭から離れなかった。
が、ついさっき色々と考えを巡らせてて思い出した。
そうだこの芝居のタイトルは、「嫉妬」だ。
なんかスッキリした。
内容は世に言う恋愛の嫉妬としては描かれていない。
嫉妬という単語の本来の意味を当てた作品なのだろう。
少し調べてみたが(ウィキペディア参照)、ズバリ芝居の内容そのものだったので、これ以上書くとちょっとネタバレになってしまう気がするので割愛!
割愛、、、なんか唐突ですがいい言葉ですね。笑
愛情の分割。。。

個人的にも色々とお世話になり仲良くしている劇団というのもありますが、同じ演劇仲間として一見この難しい作品に、若手を据えて挑んだメンバーのチャレンジに改めてエールを送りたいと思います。
さあ、自分も頑張らねば。
いくら4回の公演を終えたとて課題は山積み。
2月までフェードルという御輿を担ぎ続けていきます!

荒牧大道

■おつかれさまでした。色々とかんがえる作品でした。一人一人の勢いがすごくてあっという間に終わりました。次も楽しみです。

■だれの嫉妬だろう。だれが正しくてだれがおかしいのだろう。ゆっくり考えます。<40代女性>


■不思議な世界を感じました。隣人を襲ったとも襲わないとも解釈が成り立ち、はたまた襲ったのは亡くなったはずの弟……?との想像もよぎりました。「襲われた」という姉も果たして姿を見たのか、病んではいなかったのかという様にも思えます。<40代女性>


■ドキドキしておもしろかったです。


■男女とは難しいものです。そんな事言うつもりもないのに言ってしまったときにはケンカになる。それで離れていく人もいればもっと仲が深まる事もある。何度も経験があります。素晴らしかったです。<30代男性>


■舞台の作りがとても面白かったです。<女性>


■身近だからことよく分からないものを改めて感じました。


■姉と隣人のその後が気になります。あまりに神経質な「兄」に結構びっくりした。時代背景がよくわからなかった。昔?ならわかるけど、現代にしたらちょっと怖すぎる……。こんな関係……。うちは普通でよかったと思いました。<女性>


■配役がみごとでひきこまれました。なんだか独特の世界でした。あの2人でないとこの世界はできあがらない気がしてきました。途中から……。あの2人がどうなったのか知るのが私も怖いです。ありがとうございました。<男性>

■古木さんの表情、とてもステキでした。<70代男性>

■事前に本を読んだり、説明を聞いたりしたので理解しやすくてよかった。独特な設定が印象に残った。役者は人格が変わるほどの演技をしていて見ごたえがあった。<男性>

■声の響きが気持ち良かったです。お疲れ様。ありがとう。<50代男性>

■すばらしかったです。本当にどんどん心ひかれます。<女性>

■  今回は恋愛ものだったので見入ってしまいました。動きもはげしかったので、全体的にたのしめました。<40代女性>

■アットホーム的な小さな劇場なのに、とても広さ奥行きが感じられました。テーラーの人台も存在感があり、壁面の小窓の黒旗など舞台構成がよかったです。テーラーさん、姉娘さんの心情表現も深いものが感じられ“表現者”としての熱演すばらしかったです。<70代女性>