◎高校生の頃、福祉について学んでいて、修学旅行で沖縄に行き、現地で見て感じたことを思い出しました。
絶対に忘れてはならない事実を芝居を通して改めて痛感いたしました。
本当にありがとうございました。【加藤もとよし様】


ビルマで戦死した祖父。私の母は母子家庭となり、親戚のお世話になりながらの貧乏な惨めな生活となった。本家の母の叔父は19年生まれの母を、本当に父の子かとうたがだたり、入学祝いにランドセルを買ってはくれたが投げてよこしたりと、母はその人が嫌いだったらしい。
そんな話を聞かされたのは、その人が私の勤め先の病院で亡くなってから。
その人が入院中、シベリアで抑留されていた時の話を私にしてくれていた。オシッコが凍って山になる寒さ、亡くなっていく仲間達。
家に帰って母に話すと、シベリアでの話は聞いた事がなかったと。
あとあと聞くと、家族にもほとんどシベリアでの話はしていなかったらしい。
話す事は思い出す事。
聞かなければ知らなかった事。
伝えなくては、伝わらない事。
そんな事を考えながらみていました。【八田真紀様】


西川口の劇団キンダースペースアトリエにて、戦争体験者の手記を一人芝居にした『生き地獄から戻った私!』『運命の奇跡』を観劇。
アングラ演劇好きの私は、主義主張とか啓蒙活動色の強い芝居は苦手で、今まで避けて通って来てたかなぁ(笑)
もう40年近くも前、音響オペレーターしてた頃、児童劇の旅公演で一緒だった瀬田ひろ美ちゃんとの縁で、今回、意を決してチャレンジ
兎にも角にも、瀬田ひろ美という女優さんの力量と言うか、素晴らしさに感嘆しまくりです
立ち姿が凛として静謐、滑舌鮮やかで口跡美しく。。。良く出来たシナリオ、照明、音響、演出も洗練されて見応えがあるのだけれど。。。やはり、ひろ美ちゃんの女優力で魅せて、成立してる舞台だと感じた
反戦非戦、語り継ぐとか抜きにして、お芝居として心揺さぶられた時間。【中ゆみこ様】


良い時間でした。久しぶりにこのアトリエに伺うことができました。
一途に真っ直ぐに芝居に人生をかけてる人々がいて
小さなアトリエがあって きちんと人が集まり、志し高い表現がそこにある。
戦争の惨禍を伝える上での芝居という表現の選択。
戦争の悲惨の体験者、その当事者がどんどん喪われていく中で
遺された貴重な声を伝えようとする試み。
役者の肉体を通して再構築されたドラマの有効性を信じ、きちんと目前に示してくれてました。
素敵だなぁと。
子供達にも、もっと見てもらえると良いですね。
応援していますね。
【MIKIO様】