劇団キンダースペース ワークショップ 2010

キンダースペース主宰・演出家/原田一樹 キンダースペース俳優・スタッフ が直接指導 

好評のワークショップです!

■連続ワークショップ2010■

「演劇」の明日に向かって。」

「物語」というものの現代における役割の一つは、我々の今生きて暮らしている世界の物差しに対して、ある根本的な懐疑をさしはさむことです。我々が普段、幸福と感じているもの、不幸と感じるもの、快いと感じるもの不快と感じるものは、本当にそのままの姿で、少なくとも生きている間中はあり続けるものかどうか? 例えばこれまで優れているとされている演劇史上の悲劇を見ると、そこに描かれているのは、良かれと思うことに努力し戦う人々が、まさにその努力によって裏切られ戦いに敗れていく姿です。こういったものに触れると、私たちは、生きていくことの根本にある不安に気づかされます。

又、悲劇に限らず、短編や小さな物語においても、我々に感銘を与えるものは、深いところで人生のあり方の不条理や不安を捉えているものです。
つまり現代劇における俳優の課題は、こういった物語をいかに魅力的に、そしてドラマチックに生きることが出来るか、ということになります。先の見えない不安を、先の見えている台本をよすがに生きることが俳優の仕事です。


 
勿論、これは新鮮にやればいい、などという単純なことではありません。俳優が自らの想像を超えるような危機に、稽古の度に出会うことが求められるのです。そして、優れた舞台は、必ずそのような俳優の存在を前提としています。俳優は劇作家と同等の創造者として舞台に立ち、演技というものを組み立てるのです。このことはどのように可能でしようか? それを演技の側と戯曲の側、双方から探って行こうとするのが連続ワークショップです。

 様々な戯曲の一部をテーマに沿ってテキストとして使用します。ギリシャ悲劇、シェイクスピア、近代劇、現代劇。それぞれにおけるドラマの成立の仕方、演技の方向、俳優としての立ち方をテキストの実演を通して探ります。

 13年目の今年は、以下のテーマを設定しました。最終日には小さな発表を行ないます。キンダースペースがこれまで全国各地で行なってきたワークショップ、また様々な俳優訓練のエクササイズも紹介します。

 募集は各回ごと。基本的には一年以上の演技経験者を対象とします。これまでのキンダースペースの連続ワークショップ未参加の方も受講可能です。

一年以上の演技、演出、舞台経験者を対象


時間:19:00〜22:00
費用:21,000
定員:12名


参加者募集中です。


Vol.41 「愛と執着」

2011年 2月4日 (金)・5日(土)・8日(火)・9日(水)・11日(金)・12日(土)・15日(火)・16日(水) (8日間)


「愛」というものは、これまで多くの物語の中で語られてきました。しかし愛を歌い、愛を讃えていればカタルシスが訪れると信じるほどの単純さは、我々はすでに失っています。愛というものの基本は自己愛で、これが執着を生み我々を滅ぼすということは、仏教では、遥か昔より言われていることです。しかし我々はまだ、愛を克服していません。優れた物語の中で「愛」はいかに多層的に捉えられてきたか、私たちは、まだその迷宮を旅していないのです。東洋と西洋の比較も含め、テキストに当たっていきます。


2010年度の 連続ワークショップVol.40、連続ワークショップ41、モノドラマワークショップ2010、全てにご参加の方は、参加費総額から5,000円割引きさせていただきます。


申し込み方
希望するワークショップを明記の上、メールでお送りください。お問い合わせも受付けます。
郵便番号・住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢・性別・職業・所属・
演劇経験年数 (なし  1年未満  1年以上)
実施会場:劇団キンダースペースアトリエ
    電話 048-255-4342
    〒332-0021 川口市西川口1-23-3 マンションヒルマ1F
申し込み・問い合わせ:劇団キンダースペースオフィス
    電話 048-252-0551
※申し込み用紙も用意してございます。御請求ください。
※定員になり次第締め切ります。お早めに御応募ください。
※ワークショップに関して劇団の事情によりやむをえず日程が変更になる場合がありますのでご了承ください。その場合応募者には早めに御連絡いたします。


終了しました。↓


Vol.40 「日常の深遠」

5月11日(火)・12日(水)・14日(金)・15日(土)・18日(火)・19日(水)・21日(金)・22日(土) (8日間)

十九世紀に開花した近代劇は、それまでの王や貴族の物語を、我々の日常に移し変えました。だからといって、その求めることが卑近で小さなものになったということではありません。チェーホフが、南極に探検に行かなくとも毎日のキャベツのスープを作る中にドラマがあるといったのは、スープの中のクレバスの深遠を見抜く想像力を前提としてのことです。近代劇を中心に、我々が戯曲から読み取るべき深遠の闇を探す旅に出ます。