モノドラマとは、一人芝居とも朗読とも異なります。近代以降の我が国の短編小説を、俳優一人が、最小限の装置のなかで語り、一つの世界を作り上げるものです。この時、求められるのは言葉の表現力、人物を演じ分ける演技力はもちろんですが、文学を時間と空間のなかに立ち上げる感性です。観客は、俳優の語りばかりに集中している訳ではありません。どのようなフィクションがそこに立ち上がるか、そこに耳を澄ましているのです。ある意味で演技というものの本質がここにあります。テキストは数本。5分から10分程度で完結する掌編小説を、用意いたします。

9回目となるモノドラマワークショップでは、モノドラマという私達に独自の舞台スタイルによって、一つの短編小説を俳優が一人で舞台に立ち上げる稽古を通じて、舞台空間の捉え方、感性の開き方を試していきます。

4月27日（水）・28日（木）・30日（土）・5月1日（日）・3日（火）・4日（水）・6日（金）・7日（土）

時間／19:00〜22:00　費用／21,000円　定員／8名