劇団キンダースペース 連続ワークショップ 2020
キンダースペース主宰・演出家/原田一樹
キンダースペース俳優・スタッフ が直接指導
1995年より好評をいただいているワークショップです!
7/14(火)〜25(土)連続ワークショップVol.59「内へ」は中止となりました。
8/25(火)〜9/5(土)連続ワークショップVol.60「外へ」は定員となりました。
有難うございます。
連続ワークショップは、今年度60回の節目を迎えます。30年近い年月続けてこられましたのは、もちろん参加者の方々の「演劇」に対するあくなき探求心に支えられてきたというほかはありませんが、同時に「演劇」というものが芸術として、あるいは創造表現として尽きせぬ可能性を含んでいるからであると、考えています。 節目となる今年は「演劇」のもたらしてくれるものをもう一度大きくとらえ、「演劇」の示してくれる可能性を見つめてみたいと考えています。 「演劇」が私たちにもたらしてくれるものは、一つには、私達がこの「世界」をどのように見て、感じて、生きているのかということを、私たち自身の手の触れられる所に提示してくれるということです。例えばシェークスピア悲劇の主人公たちの言葉と行為をたどってみるとき。私たちは「自分」というものがどれだけ不確かで、曖昧で、いまだ知り得ぬものなのかということを体感します。ギリシャ悲劇の犯罪者たちは、いかに私たちが自らの欲動の奴隷なのかを教えてくれますし、イプセンやチェーホフの世界に生きれば、私達が理想とする人生とどれだけ程遠いのか、を思い知らせてくれます。 これは別に彼らが優れた劇作家だから可能にしてくれることではなく、全ての創作の根幹に、常にこの世界との違和感やすれ違いや困難が横たわっているからです。 この数千年、社会は変わったのでしょうか? いま私たちの目にするこの世界は、遠い昔から私たち人間が理想として追い求め、実現した姿なのでしょうか? 私たちはどこからきて、そしてどこに行くのか。もちろん「演劇」が示してくれるのは答えではありません。この問いを問いかけ続ける姿がそこに示されているだけです。そして、私たちは、私たちの人生の「生きがい」や、「喜び」もこの「問いかけ」のなかにこそあるのだと、「演劇」が教えてくれているのだと知っています。
|
※Vol.59「内へ」は中止し、7/14(火)〜25(土)の日程で「モノドラマワークショップ」を開催いたします。ご理解の程、よろしくお願い致します。 |
■Vol.60「外へ」 文明が生まれたのは最後の氷河期の後、一万年前です。現生人類20万年の歴史から比べれば短い期間であり、さらに生物の歴史から比べればほんのわずかです。文字が生まれ、都市が出来始めたのが5000年前、それから現在まで集団、地域、宗教、国家、民族などの衝突、征服、戦争、革命などを経て現在の社会が生まれました。ではこの社会は最終完全なものなのでしょうか? 現代の紛争や犯罪を見るまでもなく誰もそうは考えてはいないと思います。演劇に限らず、物語を書こうとする作家の衝動の根幹にはこの感覚、違和感と、不安と危惧が横たわっています、ただ書かれていることの表層を読み解くのではなく、作家の衝動を読み解く時、俳優も又創造者として立つことができます。 |
申し込み方法 希望するワークショップを明記の上、メールでお送りください。お問い合わせも受付けます。 郵便番号・住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢・性別・職業・所属・ 演劇経験年数 (なし 1年未満 1年以上) 実施会場:劇団キンダースペースアトリエ 電話 048-255-4342 〒332-0021 川口市西川口1-23-3 REGIA 1F 申し込み・問い合わせ:劇団キンダースペースオフィス 電話 048-252-0551 ※申し込み用紙も用意してございます。御請求ください。 ※定員になり次第締め切ります。お早めに御応募ください。 ※ワークショップに関して劇団の事情によりやむをえず日程が変更になる場合がありますのでご了承ください。その場合応募者には早めに御連絡いたします。 |