夏休みイベント 〜いまこそ知りたい、戦争のこと〜
一人芝居「父亡き後、母に守られて」

2018年8月25日(土)14:00〜
2019年3月21日(木・祝)、14:00〜

敗戦後、現地住民の襲撃で父親を亡くし、
母親に守られて帰国した子どもたちがいました。
引揚げまでと帰国してからの辛い日々を、
少女の目線から伝えます。

出演/小林もと果
原作/夏目幾世(労苦体験手記集「平和の礎」より)
平和記念展示資料館 新宿住友ビル33階


画 山本洋三

 山本洋三氏 (別サイトが表示されます)

・小林もと果さんの迫力ある演技、とても素晴らしかったです。

・1人芝居を初めて見ました。演じるのは難しかったと思います。引き揚げの状況は、引き揚げ場所により、苦難の大きさ、ひどさ加減は様々だと思うが、生きて帰れたことは、奇跡に生かされたと思っています。私もおにぎり一つと取り替えられず、母が守ってくれたおかげで現在(78才)まで生きてこられました。

・今回来たのは2回目です。小林もと果さんの演じた、父が亡くなったという場面で泣いてしまいそうでした。おばあちゃんは、1年生の時(現在3年生)に亡くなったので、生きているってすごいということが、100回くらい伝わりました。感動しました。ありがとうございました。

・一人芝居を観て、戦争についての現実を改めて知りました。これほどまでの体験は、他のどの資料より心に訴える。そのことがわかった事がとても大きかった。

・戦争中自分も子供だったので、父が背広から軍服になり、ゲートルをまいていたのが不思議な気がした。満州に行き、軍隊の行列を見て「お父ちゃーん」といってしまいました。もと果さんのお芝居良かったです。展示とこういう組み合わせがあって良かったです。

・昨日は劇団キンダースペースの小林もと果さんの一人芝居「父亡き後、母に守られて」を観劇。 満州でのお父さんの最後や引き揚げの大変さが伝わり、とても良かった。 小柄なもと果ちゃんを生かした作品、クロスの舞台演出、背中の演技、どれも素敵でした。 会場に原作者の方がいらしていて「実は今日が父の命日なんです」と言われた時は涙が止まらなかった。原作者の方も感激されてました。 改めて戦争は絶対にダメたという思いと、そうして苦労された方たちがいるお陰で、今日の自分達が生かされてることの感謝の気持ちを持ちました。 とても暑い日の素敵な舞台でした。

・ヒトは笑う。ヒトは泣く。ヒトは怒る。ヒトは悲しむ。ヒトは恨む。ヒトは許す。ヒトは争う。ヒトは批評、批判する。ヒトは羨む。ヒトは偽る。それでもヒトは協力しあう。ヒトは頑張る。ヒトは感謝できる。ヒトは立ち直る。ヒトは自らを癒す。ヒトは働く。そして、ヒトはきまりをつくる。ヒトはしばりをつくる。ヒトは拘りをつくる。やがて、ヒトは傷つきあう。ヒトは慰めあう。ヒトは愛で包まれてるのに気づく。 ヒトは自由に産まれてきたはずなのに…。 矛盾だらけで生きている。 誰のためにヒトは地球に存在し、ヒトしてるのだろうか。 ヒトは一人では生きてない。 ヒトはしらずしらずに繋がってる。 組織とは、命令系統とは、すべてヒトの社会が作りだす。 ヒトはヒトは…。ヒトとは、つくづく、平和な日常生活を営んでる地域を、護るつもりが、結果的に有無も言わさず戦いに巻き込む歴史的な傾向にある。 平和記念館で、小林もと果さんの一人芝居を観劇した感想でした。 また、原作者である戦争体験をされた方の貴重なお話を伺ったら、「ヒトとは何か」を、「愛と平和とは何か」を、二度と戦争は起こしてならない、など考えさせられる一日となりました。ヒトは例え理解しあえなくても、地球人類として和解しあえるはずだけど…。

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